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信なくば立たず。このまま日本を混沌の渦中に落としてはいけない(令和7年7月22日 火曜日)

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おはようございます!

先週は約一週間、お休みを頂いておりました。お休みの間に何をしていたかということについては、おいおい本欄でも書いていくとして、今日は参議院議員選挙について少し、書き記しておきたいと思います。予想はしていたとはいえ、かなり衝撃の結果となりました。


▼自民・公明が参院過半数割れ、石破政権に打撃

2025年7月20日に投開票となった第27回参議院議員通常選挙。結果は史上初めて、与党が衆議院、参議院の両院で過半数を割ってしまうという、歴史的敗北におわりました。この結果は、現政権である石破内閣にとって大きな打撃となり、今後の政局運営にも大きな影響を与えることは避けられません。



今回改選となったのは、参議院全248議席のうち124議席。自民党は単独過半数を狙う姿勢を見せていましたが、終わってみれば自民39議席、そして公明は過去最低の8議席と与党合計で47議席の獲得にとどまり、非改選分を含めた参議院全体の議席数では142議席から、122議席に減らし、過半数を維持することはできませんでした。

石破茂首相にとっては、昨年秋の衆議院選挙、そして今年6月の東京都議会議員選挙に続く「三度目の敗北」となります。

21日の会見では続投の意志を表明しましたが、党内ではすでに責任論が噴出してます。一部報道では、党の重鎮麻生元総理が「総理の続投を認めない」といった報道が為されています。また、その影響からか河野太郎元外相が森山裕幹事長に辞任要求河野氏はすでに党選挙対策委員長代行の役職に関しても辞表を提出しています。

地方組織からも異論の声があがっており、自民党高知県連からは、明確に「退陣要求」が文書でだされ山口県連の幹部からも退陣を求める発言が出されるなど、総裁交代論が現実味を帯びています。


▼旧来野党の足踏みと新興勢力の台頭と

一方で今回の選挙、野党が勝ち切ったかと言えば、決してそうは言えない結果になっています。野党第1党である立憲民主党は22議席を獲得しました。これは改選議席数と同数で、3年前の獲得議席17議席よりは増加していますが、今回の選挙でさらに議席を伸ばすには至りませんでした。

共産党に至っては、比例代表で過去最低となる2議席、選挙区で1議席の合計3議席にとどまり、改選前の7議席から大きく後退しました。

これらの政党が、現政権を批判する人たちの受け皿となれなかったことは、それぞれの党を運営する方々にとっては頭の痛いところなのではないかと。


特に立憲民主党は比例代表で、労組の組織内候補や左派系の議員を落としてしまったことを、今後同党の支持者がどう評価するか。このあたりの状況は、社民党が奇跡的に政党として生き残ったことの遠因にもなっているのかなぁ?と個人的には思っています。


躍進をみせたのは国民民主党と参政党でしょう。

国民民主党は改選前の4議席から一気に17議席を獲得。非改選分と合わせて22議席となり、参議院で予算を伴う議案提出に必要な「20議席超」を単独で確保しました。

参政党は改選前の1議席から、比例・選挙区あわせて14議席を獲得。東京・神奈川などの都市部選挙区でも7議席を獲得し、非改選と合わせて15議席に達しました。参政党の特徴としては、これまでの一過性の新党と異なり、結党当初から地方組織の構築に注力してきた点が挙げられます。地方支部を着実に整備し、選挙基盤を広げたことが、今回の躍進につながったといえるでしょう。


▼石破政権の行方と今後の政治動向

石破茂首相は選挙翌日の記者会見で「続投の意志」を表明しましたが、自民党内ではすでに責任論が噴出。総裁選の前倒しや政権交代論も取り沙汰されており、政局は一気に流動化しています。

民主主義において「信任」とは「過半数」であり、それを立て続けに得られなかった指導者がいつまで上にいて良いとは思いません。「地震がいつくるかわからないからやめられない」など、そんな恥ずかしい会見、良くできたなとおもいます。


米国との関税を巡る問題、物価高の問題、社会保障・消費税を巡る国民負担の問題、疲弊する地方経済への支援、原発新設などのエネルギー政策……

問題は山積みです。しかし衆参両院で過半数を割っている状況では、これらのすべての問題に対して、野党との調整が不可避であり、「決められない政治」の混沌に、この国が陥ってしまう懸念があります。


今回の参議院選挙は、単なる議席数の変動ではなく、日本の政治のあり方そのものを揺るがす結果となりました。特に、自民・公明の後退、新勢力の台頭という構図は、今後の政策論争において新たな軸を生むことになるでしょう。

政治が動くときこそ、社会制度や経済環境にも変化が起こります。私たち市井に生きるものたちも、こうした変化を冷静に見極め、一つ一つ対応していくことが大事なのではないかと思います。


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