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令和7年5月8日 木曜日~浪江の輪は広がっていく(3)…浪江から6号線を走ってみた。

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おはようございます!

GW前半、1年半ぶりに福島県・浪江町に行ってきました。見たり聞いたりしてきたこと……の続きです。

◆福島第一原発のある町を通りすぎて

 前々回のブログそして昨日のブログと、1年半ぶりに福島県・浪江町でみたり聞いたりしたことを少し書いてみました。

 そういえば、浪江には何回も伺っていますが、いつもだいたい、浪江まで電車、もしくはクルマだと高速で浪江I.Cまで来て、帰りもそのルートで帰る、つまり浪江以外の周辺地域には、これまで行ったことがありませんでした。今回、ゴールデンウィークということもあり、少し時間があったので、帰りはゆっくり帰ってみようかな、と。そこで4月28日、午前中は少し、浪江の町をぶらぶらした後、すぐに高速には乗らず、少し、国道6号線を走ってみることにしました。

クルマで走っていると、これも今現実の一つなのだと、少し複雑になる看板をよく見かけます。それは「帰還困難区域」を告げる看板が、浪江町でも、国道を少し外れると見かけることです。

原子力発電所の事故の影響により発生した「帰還困難区域」はすべて解消されたわけでもなく、まだこのように多く存在することは、なぜこのようなことになったのかと言うことも含め、私たちは良く考えなくてはいけないのだな、と思いました。


国道を少し走ると、となりの町はすぐ近くでした。浪江町の隣は双葉町。そしてその次は大熊町です。国道はきれいに整備され、JRの双葉駅も大変きれいな新しい駅舎になっています。駅周辺では、駅の東西をつなぐ陸橋の工事がされています。双葉町役場も駅前に新しい建物が建っています。


浪江町の住民は、震災前約20,000人。そして今約2,200人。

双葉町は震災前約7000人、今は約170人。

大熊町は震災前約11000人、今は約800人。


浪江町に度に、元の姿、町をさらに賑やかな状態にするのは、まだもう少し先だなと思っていました。しかし、そのお隣の町は、それ以上に厳しい現状がそこには存在していました。

 

 事故が発生した福島第一原発は、双葉町、大熊町にまたがって立地しています。事故発生直後より、住民は避難を余儀なくされ、二つの町の人口は「0」になりました。住民が戻ってこれるようになったのは、2022年にようやくです。

 双葉町、大熊町は、まだまだ全然、人がいません。戻ってきていません。文字の消えたバス停、シャッターがしまったままの店舗、レギュラー148円の看板を掲げたままのガソリンスタンド、封鎖されたままの郵便局、いたるところにある「帰還困難地域」の看板と立入禁止のゲート、その一方でとてもきれいに整備された国道。


 これらの町が、少しでもまた賑わいを取り戻せるよう、ふるさとに少しでも多くの人が帰ってくるよう、できる限りのことをしなくてはなりません。2025年、東京や横浜にいると、東日本大震災は遠くなりにけりで、今でも多くの人が、まだふるさとに戻れずにいる、まだようやく復興の第一歩を歩み始めた地域があるという現実をなかなか認識することはありません。臭いものにふたをするでは、絶対にあってはならない。この現実をしっかり認識し、何が出来るのかを考えていかなくては、ならないのではないか、そんなことをふと考えてしまいました。


◆ある意味、東京電力の本気

 大熊町を抜けると次は富岡町。この地域は浪江と同じタイミングで、住民の一部が帰ってこれた地域です。ただ、震災前約16,000人いた人口は、現在約2,100人。まだまだ復興半ばです。


 富岡町でぜひ行ってみたいところがありました。それは「東京電力 廃炉資料館」です。

 原発事故はどのようにして発生したのか。原発事故はなぜ発生したのか。原発事故発生に至るまで何を見落としていたのか。原発事故から今までどのような歩みがあったのか。そして今、廃炉が決定した福島第一原発の現状はどうなっているのか。廃炉をどうやって行って行こうとしているのか……

 これらのことを、東京電力が全力で、パネルと模型と映像で紹介している施設です。入館は無料で、施設内には多くの案内人の方もいらっしゃいます。

 施設の展示では「何がおこったのか」を、はっきりと告げています。責任の所在についてもあいまいな説明ではなく、一つ一つ言及しています。非常に考えさせられる施設です。

 この施設をぜひ、きちんと残していってもらいたい。そしてこの施設に、これからさらに展示を加えていく、つまり浪江や、双葉町、大熊町、富岡町にちゃんとした日常が戻るまで、責任をもってしっかりと廃炉を進めるとともに、復興の責任を果たして欲しい。そんなことを思いました。


 電気が無いと今の時代は暮らせません。しかしの電力の生産を担ってきた地域が、事故により被害を受けたことは、あらためてきちんと考えなくてはいけません。廃炉資料館は様々なことを考えさせらる地域でした。


◆春一以来の、楢葉町・広野町

 浪江に行くようになったきっかけ、2022年に開催された「ももクロ春の一大事2022 笑顔のチカラ つなげるオモイ in 楢葉・広野・浪江 三町合同大会」と言うイベントでした。

 このイベントが開催されたのは、楢葉町・広野町にまたがるJヴィレッジでした。

 今だから正直に言えば、最初このライブの開催が2019年の冬に発表された時は、私の中に”偏見”があったことは事実でした。Jヴィレッジは広大なグランドが何面にも広がるサッカーのトレーニング施設です。ここは原発事故後、サッカー施設としては閉鎖され原発事故の対応拠点となっていました。報道された様々な当時の映像がどうしても頭によぎり「大丈夫なのかなぁ?」と思ったことは事実です。

 そんな考えが払しょくされたのは、間違いにく、ももいろクローバーZや浪江女子発組合のメンバーが、ライブに向け、様々な発信をしてくれたからだと思います。2022年のライブは本当に楽しいライブでした。そして浪江に度々行くようになりました。


 ライブの時から3年ぶりに楢葉町・広野町を訪ねました。そして道の駅ならはに立ち寄り、ちょっと遅い昼食を。


 いずれの町も、復興はまだまだ道半ばです。何か心に思っても、個人の力でそうできることがあるわけではありません。ただ一人ひとりがこの事実に目を背けることなく、できる範囲で意識していくことが、これらの町の復興の一助になるのではないか……そんなことを考えた、ゴールデンウィーク前半の出来事でした。


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