石破茂首相、辞任表明。次の総裁選で私たち国民が問うべきは「誰が生活を守れるか」(令和7年9月8日 月曜日)
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昨日(令和7年9月7日)は、古い付き合いの小木敦子さんが出演しているお芝居『火種』を見に西荻窪へ行ってきました。韓国の脚本を日本人が演じるお芝居です。韓国の演劇界事情など全くわからないのですが、出演者の心情の交錯がいかにも韓国的で、映画『パラサイト』を思わせる格差社会の矛盾が濃厚に描かれていました。シリアスな内容に2時間没入し、観劇を終えました。
復讐や怒り、反体制意識といった感情を題材にした文学は日本にもあります。しかし「格差そのものが情動を生み、物語を構成する」という点は、日本ではあまり見られない気がします。『蟹工船』にしても怒りの原動力は劣悪な労働環境であり、単純に格差を憂う作品ではありません。今回の芝居の中には、格差の原因には触れられないまま、「格差があるがゆえに生まれる感情」が描かれたお芝居でした。
ただ文学などでは無いですが、最近のネットの様々な書き込みを見ていると、そのうち日本でも単純に格差や貧困を憂う作品が生まれ、そうした作品が受け入れられる世の中になってしまうのではないか……
そんなことを感じながら、西荻窪の小さな劇場を出て、OFFにしていたスマートフォンをONにしたら……
「石破首相辞任へ……」のニュース。
そして18時からの記者会見で、石破首相は辞任を表明しました。
―石破首相が掲げた志
石破首相は実に5度目の総裁選出馬で、ようやく勝利し、自民党総裁になりました。一時は自民党を離党していた行きもあり、復党後も、反主流派と言われていました。ただ、防衛大臣や農水大臣を務めるなど、要職も歴任していました。実力を買ってくれた人たちもいたわけです。ただその人たちを裏切ってきた、という事実もあります。
今回の辞任の直接的なきっかけとなったのは、菅元総理と小泉農林水産大臣との会談だったとも言われています。麻生内閣の時、農林水産大臣であった石破氏が、麻生下ろしに加担し退陣要求を行いましたが、そんな石破氏が、自身の内閣の農林水産大臣に引導を渡されたというのは、何と言う皮肉かと思います。
ただ石破政権の全てが悪かったかと言えば、そうでは無いと思います。就任当初、「政治改革」「地方重視」といったテーマを掲げ、国民に誠実に向き合う姿勢を示していました。その志そのものは評価に値するものであり、多くの国民が期待を寄せたのは事実です。
しかし就任から就任から1年弱。
まだこの後の総裁選の日程が不透明なので、総理としての在任期間は1年行くどうか……
統一教会を巡る問題や、裏金問題など、自民党を巡る様々な報道があったなかで、立て続けに選挙に敗北した原因を石破総理だけに押し付けるな、という声もあります。
しかし思い起こせば、まずは昨年の衆議院議員選挙も、あそこで解散を行うと判断したのは石破総理です。しかも石破総理は、総理就任前に解散の時期を表明するという異例の発言を行い、主導的に選挙を実施しました。そしてその上で負けたのです。
東京都議会議員選挙。大事な首都の選挙です。東京都連に対する様々な報道があったことも事実ですが、都議選はあらかじめ、だいたいの日程はわかっていた選挙です。参院選の敗北から都議選までの半年以上の間、何ら対策をとらなかったのかと。
そして記憶に新しい参議院議員選挙。就任からの日数を考えれば、言い訳はできません。
石破首相自身も「ギフト券配布問題」などのスキャンダルを起こしてしまいました。その是非は検証の余地があるにしても、マスコミに追求された際、ほぼ無抵抗であったのは、石破政権にとって大きな傷となり、信頼回復の機会を失う結果になったのではないでしょうか。
―辞任の遅れと党内分裂
参院選敗戦後、すみやかに辞任するならまだしも、50日以上、権力の座に恋々としがみついていると受け止められるような対応、さらには、「踏み絵」をふませ自民党を決定的に分裂させるような施策を取ろうとしたのは、どう考えても、トップのとる行動ではないのではと思ってしまいます。
石破首相は昨日の記者会見で、政権の成果を述べていましたが、長引く……というより、もう何十年もずっと続いている経済の低迷、低賃金の続く社会、物価の高騰……果たして何か一つでも解決したのか、或いは解決への道すじをつけたのか……。
まずは速やかに総裁選が行われることを期待します。その上で少しでも、日本を良くする政治を行って欲しいと思います。
ギスギスした言葉が行き交う社会ではなく、もう少し、世の中の人がゆとりを持ってすごせる社会。
格差や貧困を憂う文学や芝居が、世の中でもてはやされる、そんな日本は見たくありません。派閥や勢力争いを超えて、国民の生活に根ざした政治を実現して欲しいと思います。次の総裁選で私たち国民が問うべきは、「誰が権力を握るか」ではなく、「誰が生活を守れるか」ではないでしょうか。
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