支部総会を終えて考えた、行政書士の重み(令和8年5月18日)
- 那住行政書士事務所
- 2 時間前
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令和8年5月15日。
神奈川県行政書士会緑支部定時総会、そして神奈川行政書士政治連盟緑支部定時大会を、無事に終えることができました。提出した全議案は承認。まずは、会員の皆様に心から感謝申し上げます。
政連の支部長は2019年5月から、本会緑支部の支部長は2023年5月から引き受けています。いろいろな役目がある中で、役目を選り好みして、支部長という職務をいやがる人も多い。まぁわかります。雑用が多いですからね。でもその雑用があるからこそ、より行政書士の重責も肌で感じ、わかるというもので。
総会・大会は何度やっても緊張します。総会・大会というのは、外から見れば「年に一度の会議」でしかない。議案書があって、予算があって、決算があって、形式に従って議事が進む。だが、実際にはそう単純なものではないのではないのです。
そこには、この一年間、地域で何が起き、行政書士が何に向き合い、何を支えてきたのかが、全部詰まっている。区役所無料相談会。街頭相談会。区民まつり。研修会。会員同士の情報共有。地域団体との交流。一つ一つは地味だ。しかし、その地味な積み重ねこそが、地域社会の中での行政書士の信用を作っている。人が困った時、現実と向き合う場面には、案外、行政書士がいる。
親が亡くなった、相続をどうしたらいいかわからない、外国人を雇いたい、会社を作りたい、補助金を申請したい、老後が不安だ事業を誰かに承継したい……

特に緑支部が存在する地域は、居住地域としての側面と事業を行う場としての側面が、きれいに混ざりあっている地域です。そういう場において、それぞれの人が抱える「人生の実務」の最前線を私たちはサポートしていると思います。
そして今、その最前線は猛烈な勢いで変化を見せています。
行政手続はオンライン化が進み、e-GOV、Jグランツ、そしてこの地域で言えばe-kanagawaなど、電子申請は完全に日常となっています。さらに生成AIの登場は、地域の様々な活動に猛烈な勢いで変化を与えている。
便利にはなる。間違いなく便利になる。だが、便利になるほど、「最後に責任を負う人間」の重みは逆に増す。その申請が適法なのか、本当に依頼者の利益になるのか、制度趣旨に合っているのかを考える専門職が必要になる。一つ一つの申請は、手引きを見れば、マニュアルを見れば何とかなるかもしれない。しかしなぜそこに許認可があるのか、そのような制度が、そのような規制が設けられているのか、変化し続けているのか、その根本を考えて携わらなくては、我々は本当に意味で仕事をしたということにはならない。
令和8年1月には改正行政書士法が施行されました。この法改正は単なる業務拡大の話ではない。社会から行政書士が「お前たち、ちゃんとやれるのか」と問われている法改正ではないかと思います。
専門性。
倫理性。
説明責任。
そして公共性。
そうした環境の中で、これからますます「地域との関わり」が重要になってくると思います。支部長として、今回の総会・大会の議案書を作成しましたが、「地域社会との連携の継続と深化」という方向性を打ち出しました。
地域の中で信頼されなければ、制度は生き残れない。
行政書士という資格は、登録しているだけで社会的信用が維持される時代では、もうないのです。
相談会で誠実に話を聞く、地域イベントに顔を出す、他士業や地域団体と交流する、研修を重ね研鑽を積む、そして最後は会員同士で支え合う。
今回、総会と大会を無事終えられたのも、役員だけの力ではない。日々、支部活動を支えてくださっている会員の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。
だが、どれだけ時代が変わっても、「人が安心して生きるための法務」は、絶対になくならない。AIが進もうが、行政が変わろうが、人が悩み、人が迷い、人が誰かに相談したいと思う限り、その現場は消えない。その現場を支える専門職として、地域の中で何ができるのか。
令和8年度も、緑支部は、地に足をつけ、一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。
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