宇賀克也先生の講演会に行ってきた話。(令和7年9月29日 月曜日)
- 那住行政書士事務所

- 2025年9月29日
- 読了時間: 6分
★9月29日の予定★
電話受付 9:30~18:30/ご相談等ご予約 終日予定あり。
電話:045-654-2334 メール:nazumi@nazumi-office.com
▼ご相談、ご来所につきましては完全予約制です。出張相談も承ります。
▼ご相談、ご来所につきまして、予定ありの時でも調整可能な場合があります。お急ぎの場合は、ご遠慮なく事務所までお問い合わせください。
▼ホームページ上のチャットからも、ご相談、ご連絡受け付けております!

昨日は夕方、東京は芝浦まで。弁護士等があつまり、公共的テーマの訴訟を支える団体「CALL4」が主催する、CALL4フェスが開催されたおり、その中で、宇賀克也先生の講演会が行われていたので、どうしてもお話を聞きたく行ってきました。
元最高裁判所裁判官であり、行政法の専門家である宇賀克也先生。今年7月に、最高裁の裁判官を退任されたあと、 公開の場で講演を行うのは今回が初めてとのことでした。主催者の方のお話では、今回の公演のチケットはわずか3分で売り切れたとのこと。会場は満席で、別フロワーに中継での視聴スペースも設けられるという盛況ぶりでした。
講演では、すべて先生が最高裁で関与された判例を題材に性自認・夫婦同氏制・集会の自由・情報公開・行政裁量の統制・刑事再審制度など、多岐のテーマに関して、司法判断の背景や論点が語られました。
私は行政書士ですので、直接訴訟に関与することはありません。しかし行政書士として、許認可等における行政手続きの関与等、法を扱うことを仕事としています。その中で、様々な人と向き合い、それぞれの人の権利を擁護していくことは、重要な職責でもあります。そうした視点から、宇賀先生の講演を聞いていたのですが、この講演からただ単に判例を学ぶ以上の示唆を得ました。
一つ一つのテーマ、一つ一つの訴訟、一つ一つの判断
講演では以下のテーマがとりあげられました。
・性自認
・夫婦同氏制
・集会の自由
・開示請求
・生活保護
・刑事再審事件
講演を通じて印象的だったのは、宇賀先生はそれぞれのテーマ、それぞれの判例に対して、短い時間にもかかわらず、丁寧に、判断の課程、その過程のなかでいきあたった問題点等についてお話されていました。また、案件によっては、宇賀先生の思いの通りにはいかなかったことも、率直にお話されていました。
また大変ご多忙であったとは思うのですが、一つ一つの判決に、真摯に向き合われていたのだなと。特に刑事再審事件については、科学的証拠の再評価や訴訟記録の精査を通じて、確定判決に合理的疑いを生じさせ得るかという議論の重さが強調されました。講演中、先生は、「就任前は裁判官は法律解釈だけすればよいものと思っていたが、再審事件では科学文献まで勉強しなければならず、休日は国会図書館で本を読み込んだ」というエピソードも披露され、裁判官としての真摯な姿勢が垣間見えました。
直前まで最高裁判事をつとめられた、宇賀先生の生の話を聴けたのは、本当に貴重な機会であったなと。そしてその上で、あらためて、行政書士の在り方……というと、テーマが大きくなるので、自分自身の資格者としての立ち位置を、もっとしっかりと考えていかなくてはいけないな、と感じました。
人権と法制度の狭間で問い続けること……行政書士ももっと意識しなくては
今年6月、行政書士法の改正がありました。この改正では、行政書士の使命規定が明文化され、「行政に関する手続の円滑な実施に寄与するとともに国民の利便に資し、もって国民の権利利益の実現に資すること」が私たちの根本的な役割とされました。また、特定行政書士の業務範囲も拡大され、不服申立て代理における業務範囲と併せて責任も拡大しました。
こうして業務と責任が拡大するなかで、日本行政書士会連合会は、「頼れる街の法律家」という標語を掲げています。私たちが「法律家」であろうするのであれば、司法の場で、宇賀先生が人権と法制度の狭間を問い続けてこられたことは、我々行政書士もしっかりと視野に入れなくてはいけないはずです。
行政書士が、公共性・福祉性・弱者支援の視点をいっそう強く意識することは、これからの専門職倫理としても不可欠になるでしょう。制度をただ代行するにとどまらず、制度を問い、制度の改善を視野に入れながら、依頼者の権利を守る専門家でなくてはなりません。
法制度は万能ではなく、故にその狭間にいる人たちの権利保障と向き合うことを、決して放棄してはなりません。
行政書士という仕事の日常から、まず考えるのであれば、目の前の手続きや申請を超えて、「その制度は誰のためにあるか」「制度をどう育てるか」を考え続けることが求められるように思います。
宇賀先生の講演に本当に刺激を受けた、日曜日の午後でした。ぜひ一度、行政書士会でも公演をしてくれないかな。
【イベント等のお知らせ】
10/4土 10:00~16:00 長津田「みどりアートパークオープンデイ」 行政書士会緑支部、無料相談会&ミニセミナー。行政書士業務に関するパネル展も予定しています。 (終日、会場に滞在予定です。)
10/10金・11土 そごう横浜店地下2階 正面入り口前「行政書士フェスタ2025」 無料相談会(終日、会場に滞在予定です。) 詳細は こちら から。
10/22水~24金 パシフィコ横浜「図書館総合展」 山口大学・ACCS・日行連で構成する「著作権教育Eネットワーク」が出展。(23日、終日会場に滞在予定です) 詳細は こちら から。
11/3月・祝 10:00~15:00 市が尾・横浜市青葉区役所周辺「青葉区民まつり2025」 行政書士会緑支部、無料相談会を実施します。(午前中、会場に滞在予定です) 詳細は こちら から。
11/3月・祝 10:00~15:00 センター南駅周辺「第31回都筑区民まつり」 行政書士会緑支部、無料相談会を実施します。(午後、会場に滞在予定です) 詳細は こちら から
11/13木 13:30~15:30 市が尾・青葉公会堂「オレンジ音楽祭in横浜青葉」 認知症のある人もない人も、障害のある人も。 誰もが音楽でつながり合える“お互いさま”の音楽祭。 行政書士会緑支部にて会場ロビー内、広報ブース出展予定です。 詳細は こちら から
ご予約・お問い合わせ
電話:045-654-2334 営業時間:9:30~18:30
・ご相談、ご来所は完全予約制となっております。事前に電話、メール等でご予約の上お越しください。ご連絡がない場合、対応可能の時間帯でも、業務・会務等で事務所を出ている場合がございます。ご了承の程、よろしくお願い致します。
▼まずは無料相談からはじめませんか
那住行政書士事務所では、遺言書や相続に関するご相談に力を入れており、無料相談会を定期的に開催しています。
📅 直近の開催予定
令和7年9月29日(月)14:00~20:00 会場/市ヶ尾・那住行政書士事務所
令和7年10月9日(木)13:00~18:00 会場/東京・九段下駅近く(詳細はご予約の方にのみお知らせします。)
令和7年10月18日(土)10:00~16:00 会場/市ヶ尾・那住行政書士事務所
令和7年10月26日(日)10:00~16:00 会場/市ヶ尾・那住行政書士事務所
―SNS等について
X→@Shiro_Nazumi https://x.com/Shiro_Nazumi
Threads→@shiro_nazumi https://www.threads.net/@shiro_nazumi
インスタグラム→@shiro_nazumi https://www.instagram.com/shiro_nazumi/
―お問い合わせ等について
→お電話でのご連絡について
・代表電話の受付は休所日を除く9:30~18:30となっております。スタッフが全員不在の場合、つながらない場合もあります。その場合はメール nazumi@nazumi-office.com までご連絡ください。
・行政書士に御用の方で、行政書士の携帯電話番号をご存じの方は、携帯電話までお電話をください。事務所代表電話は、原則、新規お客様の受付用ですので、お返事が遅くなる場合がございます。「携帯電話」がつながらない場合でも、留守電を残して頂ければ、折り返しいたします。
最新の空き情報は こちら をご覧ください。
お問い合わせ
電話:045-654-2334
法務通信~行政書士・特定行政書士 那住史郎のブログというかそんなようなもの
原則毎日更新!スケジュール&毎日BLOG
.png)



コメント