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【鉄道ブログ】27,000Kmの旅日記001/最北の鉄道・宗谷本線編(1)


週末は、法務以外のお話も少し書いて行ききます。

………  鉄道に乗るのが好きだ。

 ”鉄分”多めの人たちには”撮り鉄””音鉄””駅弁鉄”など様々なジャンルの方々がいらっしゃるが、私は”乗り鉄”である。鉄道に乗っているのが好きなのだ。あの独特な揺れを感じ、車窓の移り行く景色を眺めているのが好きなのだ。

 鉄道に関しての私の原風景を思い返すと、祖父母の家のあった武蔵小山を思い出す。40年近く前の当時は、まだ武蔵小山駅近くの「26号線」(都市計画道路 国道補助26号線)に踏み切りがあり、”目蒲線”が走っていた。しかもその踏切には”踏切手”がいて、手動で踏切の開閉を行っていたのだ。その踏切の横で良く”目蒲線”が行き来するのを眺め、時間があれば、東急の短い編成の、緑色の車両に乗っていた。

 そんな思い出の影響かどうかは分からないが、20年ほど前、大学生のころは、休みがあると、ふら~と”乗り鉄”の旅を楽しんでいた。

 決して私は”スジ鉄”では無いので、時刻表とにらめっこというよりは、行き当たりばったりの鉄道旅。とりあえず今日、行けるところまで行ってみようという感じだった。当時の友人たちの中には、休みになると海外に行く人が多かったと思ったが、私には日本の、美しい海の景色、山の景色が車窓を流れる、鉄道の旅こそが至福の時間だったのだ。

 仕事をはじめてしばらく、”鉄の血”はおさまっていたのだが、ここ数年、またふつふつと湧き上がってきており、昨年は久しぶりに”青春18きっぶ”を購入したりしてしまった。そんな感じの昨今であったから、今回の出張の話があった時、迷わずそれは、日程を増やして鉄道に乗ろう!という気分になったのだ。いや、”乗ろう”じゃない”乗らなくちゃならない”だ。

 行政書士の仕事は様々である。以外と地方に行くことも多い。昨年(平成30年)12月、北海道は最北の地、稚内に行く予定ができた。稚内には現時点で日本最北端の駅「稚内駅」がある。これはもう、この駅から絶対に「宗谷本線」に乗らなくては。まだ、稚内駅が”駅”であるうちに。この地から鉄道が走っているうちに。

と、いうのは3年前の苦い記憶があるからだ。

 留萌本線の終着駅であった増毛駅。この北の終着駅は数々の映画・ドラマの舞台にもなっており、この駅が無くなるなどとは思っていなかった。留萌本線・留萌~増毛間廃線のニュースを聞きつけ、私は、この駅が「北の終着駅」である間に、絶対に乗っておかなくてはと思い、3年前、廃線半年前の増毛駅に向かったのだが、残念ながら運悪く、天候の影響で鉄道が運休となっており、この地を走る鉄道に乗ることができなかったのだ。

増毛のことはまた別の機会に書くが、話は戻って稚内だ。稚内から鉄道が走り出しているのなら、まずはこの駅から鉄道に乗らなくては。冬の稚内駅に私は向かった。

(写真1枚目)稚内駅に停車中の宗谷本線(平成30年12月)

(写真2枚目)在りし日の増毛駅(平成28年2月)

(写真3枚目)留萌本線運休のお知らせ。増毛駅はまだ「駅」であったが訪れた時、残念ながらここまで列車は来ていなかった。(平成28年2月)

※次回は令和元年5月12日(日)に更新します。 ※平成31年1月分の鉄道輸送統計調査における旅客営業キロの全国合計は27,787.2Km

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