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令和6年2月2日金曜日~悲しくてとてもやりきれない




賀詞交歓会やら新年会やら何やかんやと続いておりまして、ドタバタしていた1月でした。完全にコロナ前に世の中は戻ってきています。しかしいろいろな方と交流を持てるというのは良いことです。コロナ禍という時間を経験したあとだと、余計、「普通」のありがたさを感じます。ただ一方で、この正月を「普通」に過ごせなかった方もいるわけです。能登半島地震で被害にあわれた方、羽田の事故での犠牲者の方々。「普通」の尊さを噛みしめ、日々をすごしていきたいなぁと。


それにしてもここ数日、「やりきれない」という想いにかられるニュースが多いな、と。



漫画家の芦原妃名子さん死亡 ドラマ化巡り見解相違か - 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE29BF90Z20C24A1000000/


不幸がおこる数日前、芦原妃名子さんのが経緯を記したSNSの投稿を拝見しました。一方、本件ドラマの脚本化の方が、最終二話について記したSNSの投稿も拝見しました。どちらがどうだと、事情のわからない門外漢が語ることは避けたいと思いますが、芦原妃名子さんがドラマ制作の過程に違和感を感じ、相当なショックを受けられたのだろうということは、芦原さんの投稿の内容から容易に想像のつくものでした。


長年、私自身も作家・クリエイターの方のサポートをやっています。著作権だなんだ、法律論の話はいったん置いといて、いつも感じることは作家・クリエイターの方が何らかのトラブルに巻き込まれた時、その立場はあまりにも弱いということです。

今回のケースでもドラマ制作者側は、テレビ局という巨大な組織を、しかも相当な「力」持った組織をバックにいろいろなことが出来ます。しかし一方、作家・クリエイター側は、個人で闘わなくてはいけません。もちろん芦原さんの投稿を拝見すると、版元の担当者が相当サポートされたであろうことは、記載から伺いしることができます。それでも「力の差」は存在します。


もう一つ。一つ一つの「作品」は一つ一つの「作品」なのです。「素材」でも「パーツ」でもありません。


野暮かもしれませんが法律の話を加えれば、故に著作権法は、著作者に、著作権者に絶大な力を与え、一部「権利制限」が認められる例外を除いて、著作権者の許諾無しには「作品」を利用できなくしているわけです。


今回の事件、テレビ側にも言い分があるでしょうが、「報道」を行い、世に正義を問うてるテレビ局という組織の割には、あまりにも「法」をおろそかにしていませんか、と。

そんな言い方をしなくても、同じ製作者として、なぜ、漫画家というクリエイター、製作者を、もっと尊重できなかったのかな、と。


四代目三遊亭円歌さんのパワハラ認定、すのこ板の上で弟子に正座強要…「暴行を伴う苛烈な叱責」 : 読売新聞オンライン


もう一ついろいろ考えたニュース。


まあ、私は行政書士ですので、民事訴訟法をちゃんと学んだわけではないですし、裁判に関しては門外漢ですので判決についてどうこう言うのは避けたいなと思うわけですが。ただ一落語好きとして、ちょっとばかり書いておきたいな、と。


まず一言、「馬雀さん、お疲れ様でした」と。今回、提訴に至るまでの経緯、提訴への決断、裁判中のご心労、いろいろと、相当お疲れになることがあったであろうなと。その結果、結論として「パワーハラスメント」が認められたことは、良かったな、と。社会に一石を投じた、大変意義のある裁判であったなと思います。おそらく途中、何度も和解を推奨されたでしょうが、判決まで至って、地裁とはいえ、はっきりとした結論が出たのは良かったかなと。


ただ……馬雀さんがサイトにアップしてくれた判決文をよくよむと、裁判所の判断として「伝統芸能なら許される」ともとれるような判断を一部で行っていることに、かなりの違和感を覚えました。芸能だから許される、一般社会とは違う枠組はあってはならず、むしろ芸能だからこそ、人前に立つ人たちだからこそ、より高い倫理観の枠組みがあて欲しいな、と。


そしてもう一つ、違和感を覚えたのが、判決後に、SNS上て酷い書き込みをされている噺家さんがいたということ。そしてその書き込みを擁護するように、「イイネ」を押す噺家さんがいたということ。

噺家さんたちがそういう人たちの集団だとは思いたくないです。


救いは、馬雀さんが朝馬師匠というすばらしい師匠と出会い、今再び、口座に上がれるというのは、大変喜ばしいことだな、と。


2月も頑張っていきましょう~


<ここ数日の仕事>

・法人法務関係

・相続関係

・著作権契約書作成

・助成金に関するご相談対応

・神奈川県行政書士会賀詞交歓会

・地域無料相談会


ご相談等お問い合わせは

電話受付/

通常営業時間 平日午前9時~午後6時(不定休) 

土・日・祝日・夜間は事前ご予約で対応いたします。

電話/045-654-2334

ご相談は事務所でのご相談のほか、ZOOMオンライン、出張相談など各種対応いたします。



イベント等のお知らせ

令和6年2月24日(土) 15:00~17:30

青葉区恩田地域・街かど相談室(無料相談会)

▼詳細は那住事務所までご連絡ください。

▼恩田地域以外の方もご相談頂けます。





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