間違いなく「名人」である遊雀師匠の「居残り」で幸せな夜（令和７年７月２４日　木曜日）

那住行政書士事務所
7月24日
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★7月２４日の予定★

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おはようございます！

昨日は夕方から新宿末広亭へ。すばらしい落語を堪能してきました。

▼「居残り佐平次」を堪能

圓生や志ん生、「名人」と言われた落語家は、はたしていつから名人と呼ばれるようになったのでしょうか。談志や圓楽、志ん朝もおいらが落語の存在を知ったころにはすでに名人であったと思います。

果たして今の落語に「名人」はいるのか、いるとしたら誰なのか、といろいろ考えるわけですが、間違いなく、三遊亭遊雀師匠は「名人」であると、おいらは思うのです。

寄席の真ん中あたりに出演する遊雀師匠も、トリをつとめる遊雀師匠も、軽い噺をする遊雀師匠も、電話の遊びのような珍しい噺をする遊雀師匠も、本当に全部素晴らしい！

素人なもんで本当の上手い下手っていうのはわからないですが、ただ遊雀師匠の落語はいつ聞いても素晴らしいと思うのです。『遊雀全集』みたいなCDが出たら、間違いなく買いますね。

新宿末広亭７月下席は、ここ数年、伯山先生と遊雀師匠二人が交互で主任をつとめる興行になっていて、なんと「ネタだし」、つまりトリをつとめる噺家さんの演題が事前に公表されています。今年も発表された時、遊雀師匠の演目に「居残り佐平次」を見つけた瞬間、大興奮。いろいろ予定調整して、絶対にこの日の夕方は予定を入れない、と。そしてついに昨日、その日がやってきました。

新宿末広亭は１階席がすべて埋まる大盛況。

「居残り佐平次」は難しいネタです。「佐平次」はおしゃべりが上手な役柄。落語家はそれを表現しなくちゃならない。良い人なのか、悪人なのか、お喋り上手、お調子もん、そしてその裏にある悪どい素顔。遊雀師匠はさらりと、そしてすごい重厚感で魅せてくれます。

下げも辺にアレンジせず噺を終わらせる、伝わりにくい下げでも、説得力を持って落語を終わらせるのは、さすが遊雀師匠だな、と。

いや、本当に至極の話芸を堪能しました。

▼夢花、太福、小痴楽……本当に最高のラインナップ

～令和７年７月２３日　新宿・末広亭　７月下席３日目～

猫の皿　遊かり

　　　　ぴろき

狸の鯉　花金

火焔太鼓　夢花

　　　　青年団

あいのすたんど　鯉朝