DAILY CLIP|気になったニュースと日々のあれこれ|2026年9月24日 from那住行政書士事務所 (040)


9月24日、木曜日。
昨日は青葉台のフィリアホールで開催された「オレンジ音楽祭 in 横浜青葉 2026」に行ってきました。
「音楽でつながる、“お互いさま”のまちへ」をテーマに、認知症のある方も、ない方も、一緒に音楽を楽しもうというイベント。
神奈川県行政書士会緑支部も協賛しており、会場にブースを出していました。
私はというと、ほとんどの時間をロビーのブースで過ごし、行政書士の仕事や活動をご案内したり、無料相談をお受けしたり。
こういう場所で相談を受けていると、本当にみなさん、いろいろな悩みを抱えていらっしゃるのだなぁと思います。
行政書士事務所に予約を入れて相談に行くほどではない。でも、ちょっと聞いてみたいことがある。地域のイベントに出ていく意味は、案外こういうところにあるのかもしれません。
残念ながら音楽の方はほとんどちゃんと聴くことができませんでしたが、ホールからは懐かしい曲が聞こえてきたり、ジャズが聞こえてきたり。いろいろなジャンルの音楽がロビーまで流れてきました。

出演する人、運営する人、地域で活動する人、そして観客として来る人。いろいろな人が集まって、みんなで一つのイベントをつくっている。こういうの、良いなぁと。
地域の政治家のみなさんも何人かお越しになっていて、いろいろ情報交換をすることができました。地域というものは、行政だけでできているわけでも、事業者だけでできているわけでもない。こうしていろいろな立場の人が顔を合わせる場所があること自体、大切なのだと思います。
01|国産生成AIを行政事務に 藤枝市×ソフトバンクが実証実験スタート
静岡県藤枝市とソフトバンクが、行政窓口で国産生成AIを活用する実証を進めています。使われるのは、SB Intuitionsが開発する国産大規模言語モデル「Sarashina」。市民課、地域包括ケア推進課、福祉政策課などの業務を対象に、法令や通知、業務マニュアルなどを横断して検索し、それを根拠にAIが回答案や住民向けの説明文をつくる仕組みです。
ポイントは、AIが勝手に行政判断をするという話ではないこと。最終的な判断はあくまで職員が行い、AIは職員が必要な情報にたどり着き、判断するための支援をする。ここは非常に重要だと思います。
行政手続に関わる仕事をしていると分かりますが、行政の仕事というのは、単純に法律だけ読めば答えが出てくるものばかりではありません。法令があり、政省令があり、通知があり、自治体の条例や規則があり、さらに内部のマニュアルや過去の取扱いがある。しかも人事異動があります。長年その部署にいるベテラン職員ならすぐ分かることでも、異動してきたばかりの職員には分からない。結果として、特定の職員に問い合わせが集中する。そこをAIで補うという発想は、行政とAIの組み合わせとして非常に現実的だと思います。
そしてもう一つ興味深いのが、今回使われているのが「国産生成AI」であること。行政が扱う情報には、当然ながら慎重な取扱いが求められます。これから行政機関で生成AIを本格的に利用するのであれば、単に「どのAIが一番賢いか」だけではなく、データをどこで扱うのか、情報をどう管理するのか、回答の根拠をどう確認できるようにするのか、といった部分まで含めた設計が必要になります。
生成AIが行政職員に取って代わる、という話ではなく、行政職員が判断するための道具としてAIをどう組み込むのか。自治体での生成AI利用は、そろそろそういう段階に入ってきたのかなと思います。
国産生成AIを行政事務に 藤枝市×ソフトバンクが実証実験スタート
02|トランプ大統領が「AIフォース」創設を表明
一方、アメリカではAIをめぐる議論が、さらに大きな政治テーマになっているようです。
トランプ大統領が、新たに「AIフォース」を創設する方針を表明したとウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。現時点では、その組織が具体的に何をするのか、誰が参加するのかなど、詳細はまだ明らかではありません。ただ興味深いのは、AIをめぐる議論の位置づけが明らかに変わってきていることです。少し前まで生成AIのニュースといえば、
「こんなことができるようになった」「新しいモデルが出た」「仕事が効率化できる」
という技術の話が中心でした。それが今では、安全性、雇用、データセンター、電力、著作権、偽情報、そして国際競争。完全に社会政策の話になっています。
アメリカではAI開発を減速させるべきだという議論も強まる一方、トランプ政権は過度な規制には否定的な姿勢を示しています。AIをどこまで進めるのか。どこにルールを置くのか。
そして、そのルールを誰が決めるのか。技術そのものの進歩以上に、これからはこちらの議論が重要になってくるのでしょう。
日本も当然、無関係ではありません。
トランプ氏、「AIフォース」創設を発表 業界の警鐘受け(ウォール・ストリート・ジャーナル)
03|既存の肖像画をChatGPTに読み込ませて納品――「サライ.jp」が著作権侵害を謝罪
そして、これは著作権の仕事をしている立場から、かなり気になったニュース。小学館のWebメディア「サライ.jp」が、掲載したイラストについて著作権侵害があったとして謝罪しました。報道によれば、制作を担当したフリーランスのイラストレーターが、岡山城に展示されている「豪姫」の肖像画を、権利者の許諾を得ずChatGPTに読み込ませ、生成された画像を加工して納品していたとのこと。
生成AIと著作権については、「AIに学習させることは著作権侵害なのか」という議論に注目が集まりがちです。でも、実務ではもっと手前の問題があります。そのAIに、何を入力したのか。
そして、AIから出てきたものを、最終的にどう利用したのか。ここを忘れてはいけません。
「AIを使ったから著作権侵害になった」という単純な話ではありません。他人の著作物を利用する以上、入力段階、生成段階、そして生成物を公表・利用する段階で、それぞれ何が行われているのかを整理して考える必要があります。
さらに今回、個人的に重要だと思うのは、発注する側の問題です。外部のデザイナーやライターに仕事を委託したからといって、納品物に関する著作権リスクがなくなるわけではありません。生成AIが当たり前の制作ツールになれば、「この画像はどうやって作ったのか」「生成AIを使ったのか」「使ったなら、何を入力したのか」「第三者の著作物を参照していないか」そんなことまで、発注者側が確認しなければならない場面が増えてくるのかもしれません。
生成AIを使うこと自体を怖がる必要はないと思います。便利なものは使えばいい。
私自身、日々かなり使っています。だからこそ、何を入力して、何を出力し、それを何に使うのか。この基本だけは、きちんと意識しておきたいところです。
さて、連休も終わりました。
みなさん、お仕事進んでいますか。
私はというと、たまっている仕事を一つひとつ、淡々と進めていこうと思っています。
暑い、暑いと言っていた9月も、もう終盤。
これから本格的に秋ですね。
秋は行政書士会関係のイベントもいろいろと続きます。
研修会、相談会、地域のお祭りなど、私もあちらこちらに出没することになりそうです。
こちらでも、また随時お知らせしていきます。
今日も一日、淡々と。
頑張っていきましょう。
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