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77年目の日本国憲法(令和6年5月3日)


日本国憲法が施行された記念日です。施行の日から77年間。私たちの国の憲法は一字一句変わらず、今日の日まで存在し続けてきました。


この日であるからでしょう。ニュースや各種団体のサイト等で、憲法に対する様々な意見等が掲載されています。いくつか目についたものをピックアップしてみます。

まぁ、1年に1日くらい、憲法とは何かを考える日があってもいいのでは無いでしょうか。


日本弁護士会連合会の会長談話


「暴走」する内閣、三権分立は機能している? 最高裁・国会は歯止めとなるのか 日本国憲法施行77年(東京新聞)


憲法記念日の各党談話(NHK)


伊藤真先生のインタビュー(東京新聞)


と、ここまでいろいろ読んでいて思ったのですが、各報道機関さん、こういう記事は有料で見えなくするのやめませんか? 社会の木鐸であるならば、こういう世論に問いかける記事は、広く読めるようにしておいて頂きたいと思うのですが……


憲法記念日の性質からでしょうか「護憲」の立場からの意見が目立ちます。ただ「護憲」の人たちも一字一句変えないのが正しいと思っているかというと、必ずしもそうではない。77年前に想定されなかった様々な事柄を「解釈」で何とかしようというのは、すでに限界がきているのでは無いかと個人的には思います。


石原慎太郎は日本国憲法の前文について「日本語として醜悪な前文」「間違った国語で綴られた憲法のどこに独立した伝統ある日本という国家民族にとっての意思がこめられているというのだろうか。」(産経新聞2016年6月20日)と言っていました。「日本語として醜悪」なのは確かにその通り。しかし戦後のどさくさ、短い時間で何とか体裁を整えようとした悪戦苦闘の結果、当時の、立法者たちの「想い」というのは伝わってくるように思います。


その中で私が一番、前文で心に響くのは以下の部分です。

「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。」


77年間後生大事に憲法を祀り上げてきたわが国の姿勢は、果たして「自国のことのみに専念」していることにはならないか。

「世界は米国のリーダーシップを当てにしていますが、米国は、助けもなく、たった一人で、国際秩序を守ることを強いられる理由はありません。(略)「自由と民主主義」という名の宇宙船で、日本は米国の仲間の船員であることを誇りに思います。共にデッキに立ち、任務に従事し、そして、成すべきことをする、その準備はできています。」

4月11日、岸田総理が米国連邦議会で宣言したこの言葉を果たすことこそ、日本国憲法が示す「崇高な理想と目的」を達成することにつながるのでは無いかと、私は思います。


【日本国憲法 前文】

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。


 

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