【事務所だより】ワンポイント著作権013~著作権は「権利の束」/「著作者」とは 19/10/21


当事務所では著作権関係のサポート業務、例えば、著作権に関する契約書等書面の作成、著作権に関する手続きの代行、作家・クリエイターの著作権に関するサポートに力を入れております。そこでこのページにて、著作権に関するお話を少し書いて見たいと思います。

昨日までは、著作権の対象となる「著作物」とは何かということについて見てきました。今日は、「著作物」を作った人は「誰か」というお話です。

<著作権は「権利の束」/「著作者」とは1~なぜ、誰が作ったか、が問題になるのか>

「著作物を作った人は誰か?」……そりゃあ、著作物を作った人でしょう? ってことなのですが、その作った「著作物」の権利者が誰なのかという点を考える時、「著作者」は少し複雑な定義になってきます。

まず著作権法を見てみましょう。著作権法の記述は簡単です。

【著作権法 第2条1項2号(定義)】 著作者 著作物を創作する者をいう。

著作物を創作する人のことを著作者といいます。つまり「小説」の場合、その小説を書いた人が著作者となります。

 著作者は小説家や写真家、イラストレーターといった「その道のプロ」ばかりが著作者となるわけではありません。一般の人でも子どもでも、著作物を創作すれば、その人は著作者となります。

 ここで終われば話は単純なのですが、そうじゃない場合もあるので、話が複雑なのです。原則は創作した人が著作者になりますが、次のような場合にそれ以外の者が著作者となることもあります。

ア.法人著作(職務著作)…… 会社などの組織に属し、その組織の一員として著作物を創作した場合、その著作物の著作者は法人となります。  法人著作については次回の本稿でもう少し詳しく見ていきます。

イ.映画の著作物……映画は一人の者が作ることより、多くの者が寄与して完成するケースが一般的です。そのため、関わる者すべてを著作者とした場合、権利が複雑になってしまう恐れがあります。そこで映画の著作権者は原則として、「制作、監督、演出、撮影、美術等を担当してその映画の著作物全体的形成に創作的に寄与した者」に限定されます。

 また、映画製作に当たり費用を提供する等の「映画製作者」がいて、映画の著作者となるべき者が映画製作者に対し、その映画を製作することについて参加することを約束している時は、当該映画の著作者は映画製作者となります。

※記載の情報は記事投稿時の情報です。ご覧になる時期によってはすでに情報が古くなっている場合もございますのでご注意ください。

#著作権 #アート

© 2014-19 那住行政書士事務所 All Rights Reserved.

NAZUMI Certified Administrative Procedures Legal Specialist Office  +81-45-900-4435 nazumi@nazumi-office.com

  • Twitter Classic
  • Facebook Classic