【事務所だより】ワンポイント著作権007~著作権は「権利の束」/著作権の具体的内容 19/10/10


 当事務所では著作権関係のサポート業務、例えば、著作権に関する契約書等書面の作成、著作権に関する手続きの代行、作家・クリエイターの著作権に関するサポートに力を入れております。そこでこのページにて、著作権に関するお話を少し書いて見たいと思います。  今日から著作権の具体的な権利の内容について見て行きたいと思います。

<著作権は「権利の束」/著作権の具体的内容1~「著作物」と「著作者」>

 一口に「著作権」と言っても、著作権には様々な権利が内包されています。そのため「著作権は権利の束」と言われることもあります。今日からしばらくの間、著作権について正しく理解していただくために、それぞれの権利を解説していきます。

 著作権を正しく利用しようと思う時、「著作権を利用する立場」から考えると、その利用する行為が、「著作権の中のどの権利を利用するのか」について、しっかりと考える必要があります。一方、「著作権を利用させる立場」からも、どの権利を利用させるのか、しっかりと考え、許諾を出す必要があります。  様々なメディアが発達している現在では、著作権の「どの権利」を扱うのか正しく理解する必要があります。

<「著作物」とは>  著作権は著作権法で保護されています。では著作権法で保護されている著作権とは具体的にはどのような権利になるのでしょうか。昨日までの記載で著作権は「著作者」が作った「著作物」を守るための権利と記しました。

 では、まずは「著作物」は何かという点から考えていきましょう。

【著作権法 第2条1項1号(定義)】 著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。

 まず、著作物であることの第一の条件は思想又は感情を創作的に表現したものであるということです。具体的にはどういうことか、という説明を求められても、なかなか難しいところです。

 そもそも、前記の明治32年に制定された著作権法においては、著作物の定義がありませんでした。昭和45年、現在の著作権法が制定された際に、それまでの学説・判例などからこのような定義が条文として設けられたのです。

 誤解を恐れずに言うならば、「あいまい」なのです。あいまいであるが故に、現在でも何が著作物なのかが裁判で争われることが数多くあります。

 しかし、「あいまい」だけで終わらせるわけにもいきませんので、明日以降、何が著作物ではないのかということを考えながら、細かく考えていきたいと思います。

#著作権 #アート

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