【事務所だより】ワンポイント著作権005~著作権の概要 19/10/08


当事務所では著作権関係のサポート業務、例えば、著作権に関する契約書等書面の作成、著作権に関する手続きの代行、作家・クリエイターの著作権に関するサポートに力を入れております。そこでこのページにて、著作権に関するお話を少し書いて見たいと思います。今日はなぜ著作権が生まれたかというお話です。

<著作権の概要5~なぜ著作権が生まれたか(著作権の歴史)>

 日本においてもっとも古い物語は「竹取物語」であると言われています。平安時代初期には成立していたようなので、日本において8世紀には物語文学という芸術が成立していたことになります。もっとも、人類の芸術の始まりと言われるフランス・ラスコー洞窟の壁画は、1万5,000~2万年前のものであると言われています。人類は古くから芸術と共に歩んできたのです。しかし2万年前の時代、そして竹取物語が成立したと言われる8世紀においても、芸術は存在してもそこに著作権という考えは存在しませんでした。

 それでは著作権はいつ生まれたのでしょうか。

 それは15世紀中ごろと言われています。1450年ごろ、ヨハネス・グーテンベルクによる活版印刷技術の発明により、大量印刷を行うことが可能となりました。そのため書物のコピーが容易になり、無秩序に書物がコピーされることを防ぐため、16世紀ごろからヨーロッパ各国で著作権の保護を図る法律が次々と作られ始めました。(※)  我が国では江戸時代に「版権」と呼ばれる著作権に類似した権利があったと言われています。一説によると、江戸時代に和本の流通が盛んになったことで、その商売を守るべく権利が成立したと言われています。  明治時代になると「図書を出版する者」を保護する出版条例(明治2年・1869年)が、そして明治32年(1899年)には近代的な体系を持つ著作権法が制定されました。

 印刷された書物は、国境を越え流通します。そのため一国のみで保護したとしてもあまり意味がありません。そこで19世紀後半、ヨーロッパでは国境を越えて著作権を保護しようという機運が高まり、1886年ベルヌ条約が制定されました。日本も前記の著作権法の制定と同時にこの条約に加盟しました。

 著作権は印刷技術の発達と同時に、印刷物が飛躍的に流通するようになったことから生まれました。そしてそれは国境を越えて保護する必要があり、近代の早い時期より国際条約が結ばれ、世界的に保護されています。

<※……著作権法のはじまり> 著作権を保護する法律のはじまりについては諸説ありますが、一説によると1545年にヴェネチアで制定された法が最初の著作権法と言われています。現代の著作権法にもっとも影響を与えているのは、1710年イギリスで成立した「アン法」と言われています。

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#著作権 #アート

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