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執筆者の写真那住行政書士事務所

本日の営業情報(11月11日/感染症と文学と……)


新型コロナウイルス感染症が広がっていいくなか、今年、話題となった小説がアルベール・カミュが書いた「ペスト」。今年4月から日本でも売上が一気にのび、1969年から刊行されている新潮文庫版の売上が、100万部を突破したそうです。1947年に出版されたこの小説は、アルジェリアのオラン市という実在する都市をモデルにしていますが、実際おきた話ではなく架空の物語。しかし都市に生きる人々に、ペストという感染症が襲い、拡大し、その不条理に対する人々の反応を、鮮やかな筆致で書き綴っています。

病、疫病との闘いは人類の永遠のテーマでもあるのでしょう。カミュの小説に限らず、洋の東西問わず、時代を問わず、ガルシアマルケス「コレラの時代の愛」、ル・クレジオ「隔離の島」、トーマス・マン「ヴェニスに死す」、志賀直哉「流行感冒」、尾崎紅葉「青葡萄」……パっと思いつくだけでも、いくつもの小説が浮かんできます。

過去の人々が残してくれた小説や情報、データを頼りに、今のこの新型コロナの状況にどう立ち向かっていくか、いろいろ考えていかなくはなりません。


そもそも人々が、一所に留まらず、世界を跋扈するようになってからは、病の拡大は避けられない出来事でもあります。それは近代・現代だけの出来事ではなく、中世の時代或いはそれ以前から起こっていたことでもあります。東大寺の盧舎那仏像は、天平の疫病大流行、天然痘の流行を抑えるために作られました。この天然痘は、シルクロードの行き来で広がったと言われています。

そういえば江戸時代にタイムスリップした南方仁先生は、江戸市中で流行したコレラと闘っていました。このコレラも開国が進む中で、海外から入ってきた疫病であったとも言われています。

そうしてこうした疫病との闘いは、時に技術の進歩をうみ、時に時代を動かす原動力にもなってきました。


今回新型コロナでも、この病との闘いで様々な新しい発見があり、様々な進歩が、きっとあることでしょう。そしてそのことは、今後のこの世界にとって決してマイナスにはならないはずです。

「ペスト」の最後は、ペストが終息し喜びにあふれる市中の人々が描かれているとともに、医師・リウーはペストが死滅したわけではなくまたいつか現れると教訓を残し、物語は終わります。そう遠くないうちに、新型コロナの終息に歓喜する日が来ることを信じたいですが、同時に「リスク」も肝に銘じておかなくては、せっかくのこの経験をしっかり記憶に留めておかなくてはなと思う次第です。



▼「新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者の皆様へ」の資料について

経済産業省が公表しております「新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者の皆様へ」という資料ですが、本資料は随時更新されています。11月2日更新が行われ、今回は「生産性革命推進事業の公募スケジュール等の記載」が更新されました。本事業においておこなわれる3補助金の最新スケジュールですが、以下の通りとなっております。

1)ものづくり・商業・サービス補助(4次)  

  通常枠・特別枠共通:公募中、申請締切 11月26日(木)17時

  ※5次締切は令和3年2月

2)持続化補助

  通常枠(4次):公募中、2月5日(金)当日消印有効

  特別枠(5次):公募中、12月10日(木)必着(最終受付)

  ※通常枠は令和3年度以降5次締切有


3)IT導入補助

  通常枠(10次)・特別枠(9次)共通:公募中、申請締切 12月18日(金)17時 (最終受付)


【新規ご相談予約】

・本日は終日、予定が埋まっております。新規のご相談は11月12日木曜日以降にお願いいたします。

・ご相談・ご来所はすべて予約制とさせていただいております。メール、電話等でお気軽にご連絡ください。ご予約が無い場合、業務、会務等で事務所を不在にしている場合がございます。

 

【事務局】

・朝9:00~夜18:00までスタッフが電話対応しております。

 御用があります場合はお気軽にご連絡ください。

 TEL:045-900-4435


【代表行政書士は……】

・本日は終日、業務、会務等で外出の予定です。代表への電話も一部時間を除きつながにくくなっております。着信のあった方へは順次折り返しご連絡いたします。

・急な予定変更の際は、上記通りではない可能性もありますのでご了承ください。

・代表行政書士メール nazumi@nazumi-office.com



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