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令和7年6月11日 水曜日~米海軍のアメリカ級強襲揚陸艦・USSトリポリが佐世保に!

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おはようございます!

梅雨の合間の晴れ間? 気温も高くなく今日はとても過ごしやすい朝ですね。今日は少し”軍事”に関する話題を……


2025年5月19日、米海軍の新鋭艦「USS Tripoli(LHA-7)」が、長崎県・佐世保基地への展開を目指しサンディエゴ海軍基地を出港したというニュースが入ってきました。佐世保への到着がいつになるかは発表されていませんが、非常に注目すべき動きです。



Tripoliは2020年7月15日に就航した、米海軍最新鋭の「強襲揚陸艦」と呼ばれる艦種の1つですが、特徴的なのは“Lightning Carrier(ライトニング・キャリアー)”という新しいコンセプトで運用されている点です。

この構想は、ステルス戦闘機F-35Bを最大20機程度搭載可能とし、従来の航空母艦に近い「攻撃力」と、「揚陸艦」としての兵員・物資輸送能力を兼ね備えた、非常に柔軟性の高い運用形態です。

つまり、「航空母艦」と「上陸作戦の拠点」の“いいとこ取り”をした艦と言えるでしょう。


そのTripoliがなぜ日本にやってくるのか。

Tripoliは、これまで日本に配備されていた同型艦 USS America の後継として、佐世保に常駐します。この港には、陸上自衛隊の「水陸機動団(ARDB)」も配備されており、まさに「海から上陸作戦を展開する」日米連携のハブとして機能しています。


このような艦艇の日本配備には、一つには中国による海洋進出(特に南シナ海・台湾海峡)への抑止力としての動きがあります。

中国はここ十数年、南シナ海での人工島建設し軍事拠点化したり、台湾周辺での軍事演習の常態化、東シナ海での尖閣諸島周辺海域への進出などを通じて、海洋覇権を強めようとする姿勢を強めています。

とりわけ南シナ海については、中国が「九段線」に基づいて広範な海域に歴史的権利を主張しており、これに米国をはじめとする周辺諸国が強く反発。台湾有事においても、台湾を取り囲む形での海上封鎖・ミサイル演習などが繰り返されており、インド太平洋地域の不安定要因となっています。


USS Tripoliは、佐世保を母港とすることで、台湾・南シナ海方面への展開時間が大幅に短縮されます。具体的には、南シナ海(南沙諸島周辺)まで約3,000km、台湾まで約1,200kmという距離に位置するため、「即応性」の観点で極めて重要です。

Tripoliは、「ライトニング・キャリアー(Lightning Carrier)」という新しい運用構想により、最大20機前後のF-35B(ステルス垂直離着陸機)を搭載可能です。

これは中国が進める「A2/AD(接近阻止・領域拒否)」戦略――すなわち、米軍などの敵対勢力を自国の周辺海域に近づけさせないための軍備(ミサイル、対空システム等)に対抗する手段として極めて有効です。空母のような圧倒的な航空打撃力を持ちながら、より小回りが利き、リスクの高い前線海域(南シナ海や台湾近海)でも柔軟に運用ができます。


加えて、佐世保には陸自の「水陸機動団(日本版海兵隊)」も配備されており、Tripoliと自衛隊の連携も見込まれています。米軍単独でのプレゼンスではなく、日米共同の抑止・対処体制という意味でも、この配備には大きな意味があります。


―佐世保のまちにとっての意味とは?

このような大型艦の母港化は、防衛の面だけでなく、地元経済にも影響を与えます。米軍関係者の家族を含む「住民の増加」、インフラ整備、商業活動の活性化……。一方で、騒音や文化摩擦といった懸念もゼロではありません。

自治体や住民の声に丁寧に耳を傾けつつ、防衛と地域の共存のあり方を模索することが、今後ますます重要になってくるでしょう。


近年、台湾有事が現実味を帯びて議論されるようになり、また気候変動に伴う大規模災害も頻発しています。こうした時代においては、平時と有事の境界がどんどんあいまいになってきています。

Tripoliのような艦は、有事の際は作戦行動の中心に、平時には災害支援や訓練の拠点にもなり得ます。こうした多機能性が、今後の安全保障の鍵を握っていくのだと実感します。



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