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令和7年2月25日 火曜日

執筆者の写真: 那住行政書士事務所那住行政書士事務所

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おはようございます~!

週の稼働日数が少ないと、どうしても予定がキツキツになってきます。今日は朝、ミナト方面に向かってからの、東京方面へ移動。その間に、いくつかマストで連絡しなきゃならない予定が。果たして全部こなせるのか?


今日も頑張っていきましょう~


 

★三島由紀夫と石原慎太郎


令和7年2月24日の読売新聞に、三島由紀夫から石原慎太郎へ送られた書簡6通がみつかったとの記事が掲載されていました。


三島の筆 石原を政界へ 石原遺品、書簡6通


三島の自決3年前に送られたもので、記事ではこれらの書簡が、石原の政界進出に大きな決断を与えたと書かれています。いくつかのインタビューや、これまで書かれたエッセイ等から、石原が三島に対し畏敬の念を抱いていたことは知られています。しかし一方で、三島の自決直前には、政治的姿勢の対立があったとも言われています。


命を賭して国家を憂い論じた作家と、その命の限り、都知事として国会議員として、自らの文学的・思想的使命を政治の世界で実現を計ろうとした作家と、その思いの交錯がどんなものであったのか。記事によると全文は、今月末に発売となる「三島由紀夫の日蝕 完全版」(実業之日本社)に収録されるということで、発売が楽しみです。


記事の中には、三島からの手紙として<日本の現情、日本の将来について心配になること多く、いつか貴兄をつかまへて、天下国家を論じたいと思うてゐた矢先……>といった一文が出てきます。三島が若い石原を信頼し、「天下国家」を論じたいと思っていた、そしてこの思いが、石原の政界進出のきっかけの一つになったとは非常に貴重な資料です。


果たして今の論壇に、果たして今、政治家を目指す人の間に、このような「天下国家を論じる」ような気概のある人が果たしてどれだけいるでしょうか。

近年、日本の論壇において 「天下国家を論じる」ような議論がほとんどなくなったのではないかと懸念しています。政治、経済、文化などの大局的な視点から国の未来を論じる場が激減し、代わりに 短絡的な批判や表面的な議論が横行している現状は、日本社会全体の今の衰退を象徴しているのではないでしょうか。


ー即時性を求めるメディア、短絡的な言論


現在の論壇を見渡すと、三島由紀夫のように重厚な国家論を論じる知識人はほとんど見当たりません。また石原慎太郎のように、確固たる国家感を持って政治を語る政治家もほとんど見当たらないように思います。論壇の主役は、SNSやテレビの討論番組で炎上商法的な発言を繰り返す評論家や、その場しのぎの耳障りの良い言葉を並べるコメンテーターばかりです。

かつてのように、本気で日本の未来を考え、政治家や文化人を動かすような言論は、ほとんど存在しないと言っても良いのではないでしょうか。


この原因の一つは、即時性ばかりを求めるメディアにあると思います。現代では、情報が SNSやインターネットを通じて瞬時に拡散されるため、じっくりと考察し、深い議論を重ねる機会が失われています。その結果、議論は短文での応酬や感情的な対立に終始し、建設的な討論が成立しにくくなっています。

さらにインターネットで検索すると「それらしい情報」を入手することができます。かつての知識人が、膨大な自らの知識で論を重ねたのに対し、最近の言論は、うわべの知識で積み重ねられた言論の応酬になってしまっているのではないかと思います。


また現在の評論家は、安全な立場から批評するだけの「評論家」が増え、実際に社会を動かすリーダーシップを発揮する言論人はほとんどいなくなったとも感じます。三島の行動がすべて正しかったとは思いませんが、三島は論を発するだけでなく、縦の会を結成し、空論だけではなく、実際の行動を伴う言論を展開しました。


ー国家を論じることは悪なのか?


戦後日本の教育では、「国を語ること=危険思想」とみなされる風潮が生まれ、国家や社会の未来を考える教育が軽視されるようになりました。その結果、若い世代が天下国家を論じることを避け、個人的な生き方や目先の問題だけを考える傾向が強まっているように思います。

英語で言うところの「nationalist」と「patriot」が、両方とも日本語では「愛国者」と訳されてしまうことも、国家を語ることが敬遠される原因かもしれません。


しかし失われた●●年が、永遠に続くような閉塞感を打破し、我が国がそれ相応の立ち位置に戻るためには、右も左も、それぞれ偏屈なうわべだけの論が交わされる状況をそろそろ脱して、あるべき天下国家を論じる国に変えていかなくてはいけないように感じます。


深い思慮の下、国を考え、知的議論の場を取り戻す努力を始めるべきではないでしょうか。


 

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