卍巴と降る雪の中……
雪、雪は美しい。一点の曇りも無い。侍もこうでありたい……
四十七士が本懐を遂げた12月14日、3年連続、新宿・末廣亭で、神田伯山による「南部坂雪の別れ」を聴いてきました。明日、討ち入りに行くことを、主君の奥方である瑤泉院に告げればどんなに喜ぶことか。しかしここにもし、吉良、上杉の間者がいたら1年半の謀略はすべて水泡に帰してしまう。心にもないことを告げる大石内蔵助。
夜半過ぎ、屋敷で事件がおき、瑤泉院の従者、戸田局が、内蔵助から預かった文書の中身に気が付いたとき……
涙で文字が読めぬ瑤泉院。代読する戸田局。
「大石内蔵助良雄、同姓主税良金、原惣右衛門元辰、片岡源五右衛門高房……寺坂吉右衛門信行、以上、四十七名にございます」
今年も戸田局がとうとうと、連判状に連なった四十七の名を読み上げる場面で思わず涙がほろり。
こんな時代だからこそ、義士伝聴いて、涙を流したいのさ。
伯山真打昇進以降、末廣亭の12月中席が伯山芝居になっていることに、感謝です。
もう、この12月14日の末広亭は「忠臣蔵まつり」が定番といって良いのかも。演者さんに「義士にちなんだものを」とお願いするのも、まぁ無茶ぶりだと思いますが、今年も演者の皆さん、討ち入り当日ということで大変趣向を凝らした出し物やってくださいまして。
浪曲・国本はる乃さんが真正面から「大石山鹿護送」を唸れば、講談・阿久鯉さんは”男でござる!”と「天野屋利兵衛」を語り、枝太郎さんは、”ネズミが電柱から落ちて、でんちゅーでごさる”と「チュー臣蔵」の一席。遊馬さんが四十七士の一人”武林唯七隆重”がモデルになっていると言われている「粗忽の使者」かければ、文治師匠は「掛取り」に歌舞伎の大高源吾を登場させてと、寄席は忠臣蔵で大にぎわい。その中で笑遊師匠が我関せずで「野ざらし」をやってみたりと。
来てるお客さんが12月14日という日を理解し、期待し、それに演者が応える。あれもこれもあって、寄席はやっぱり、良いな、楽しいな、と。
特に最近の落語芸術協会の興行は、浪曲が入るのがめちゃくちゃ良いですね。前座から真打までの流れの中で、一本、唸りが入ることで、非常に良い緩急が、良い流れができる。今席、浪曲師の玉川わ太さんが芸協で前座されていて末広亭に入っていらっしゃるのですが、今日はわ太さんなんと落語「子ほめ」をやっていたという。これも貴重な素晴らしい日に出会えてたな、と。
さあ、この日が終わると、師走も本番。年内ラストスパートです!がんばろう。
◆昨日(12月14日)は……
朝 6時半起床。そこそこ
午前 事務所で作業。相続関係。著作権関係。
午後 新宿末広亭へ。
夜 23時ごろ帰宅。
◆本日は……
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