12月22日日曜日。昨晩のM-1めちゃくちゃ面白かった。
【M-1】令和ロマン、圧巻の連覇で漫才史に新たな歴史刻む 進化続ける“ヒール役” | ORICON NEWS https://www.oricon.co.jp/news/2360527/full/?utm_source=Twitter&utm_medium=social&ref_cd=twshare @oriconより
毎年ちゃんとリアルタイムで見られているわけではないが、今年はタイミングがあい、決勝戦を最初から見ることができました。それにしても、今年のM-1は圧巻。決勝に出た10組全員、すばらしかった。わずか4分。ネタとしては短尺なわけですが、どの組もしっかり、4分の中でケリをつける、腕をみせつける、圧巻のステージでした。1番手、令和ロマンが終わったとき、この空気を変えられるヤツがいるのか?と思ったけど、ヤ―レンズ、真空ジェシカとしっかり自分の見せ場を作ってくれた。そしてなんと言ってもバッテリィズ、めちゃくちゃ面白い漫才でした。
また今大会は審査員も良かった。一人ひとりそれぞれの観点で的確な批評。考えを言語化できるって、すばらしいこと。本当にステキな大会でした。
12月14日土曜日。今年も新宿・末廣亭へ。
【密着#04】新宿末廣亭2024年12月中席 〜今年は文楽も!みんなで討ち入り〜【毎日更新】
この4年、毎年新宿・末廣亭を訪ねている。12月中席はここ数年、講談師・神田伯山がとりをつとめており、そうなると、ネタは義士伝をかけてくれる。
そして討ち入り当日12月14日は、毎年、「南部坂雪の別れ」。
毎年同じ話を聞いているのだが、本懐を遂げるために、嘘偽りの言葉をのべ、内匠頭の奥方・瑤泉院に別れを告げる場面には心をかき乱され、そして深夜一波乱の後、戸田局が連判状にきがつき、四十七士の名を読み上げる場面には、胸に強く響くものがあって。
同じ話でも様々なアレンジを入れてくるところは、さすが伯山先生。今年は読み上げを途中で戸田局から瑤泉院に代わり、話の締めは、上野介の首を打ち取り、高輪・泉岳寺の墓前に捧げる場面を入れてきた。
自分だけよければどうでもよく、忠義なんて言葉はすでに死語になったとかと思う世の中だからこそ、もののふの極みである四十七士の御物語には、心打たれるものがあるわけで。
そして昨日の末広亭は歴史的な一日。伯山はどこまで寄席を、演芸の世界の風景を変えようとしているのか。ただ無闇に改革するのではなく、伝統をさらなる高みにもっていくべく、風景の転換を図っているように思える。
末廣亭に、演芸の寄席に、義太夫節の竹本織太夫さんが高座に上がられた! 仮名手本忠臣蔵・三段目から「館騒動の段」、つまり刃傷松の廊下の場面を滔々と読み上げてくれた! 三味線は織太夫さんの弟・鶴澤清公さん。人形浄瑠璃の太竿の三味線から響く重々しい音に、織太夫さんの重みのある声が乗っかって響き、塩冶判官が師直を襲う狂気の場面に、圧倒された!
本当に貴重なもんを聴かせてもらいました。
浪曲が末廣亭にでているのも、数年前までは珍しかったのですが、ここ数年は当たり前のようになったどころか、浪曲の前座さんが、芸術協会の楽屋入りもしています。寄席はいろいろな演芸があってこその寄席。とても良い傾向かと。昨日は国本はる乃さんが赤穂義士銘々伝「弥作の鎌腹」を読み上げてくれた。真っ向勝負、声が末廣亭をつらぬく、素晴らしい節回し。
もちろん落語も負けちゃいない。遊雀師匠が「電話の遊び」をかけると、「今日は討ち入りの日だから笹や節を聴きたいなぁ~」と。そうするとお囃子さんが「笹や笹々 笹や笹~明日またるる 宝船」とやってくれる。寄席の全力をもって、12月14日と言う日の高座を特別なものにしようとしている、やっぱり演芸って、寄席ってすごいなぁ~と。
と、いうことで昨晩は忠臣蔵を堪能した夜でした。
そして……
12月20日金曜日
再び、末廣亭へ。
【密着#10】新宿末廣亭2024年12月中席 〜来年も寄席に来てね!〜【毎日更新】
「だまされて心地よく咲く室の梅」
剣豪・堀部安兵衛の介錯を、なぜ、五両三人扶持という下級武士である自分が行なうのか。安兵衛への尊敬の念から、身分を物頭役という、位の高い武士であると偽ってしまい…
赤穂義士外伝「荒川十太夫」。
14日に引き続き、新宿末廣亭・神田伯山芝居の千秋楽を見てきました。本当に伯山の迫力が、一つ一つの所作が素晴らしい。忙しい年末ですが今年は、伯山の義士伝を2席も聞けて満足。
今日は松鯉先生も出演。源平盛衰記から扇の的。那須与一の弓の如く、小気味良いリズムで正統派の講談を聞かせてくれた!
いま、芸協の若手噺家で、一番魅力的な落語を見せてくれるのは小痴楽師匠。写真の仇討ちをきれいに演じてくれる。小痴楽さんさもっといろんな話を聞きたく!
浪曲・玉川太福さんお得意の新作「地ベタの二人」ノリノリで無茶苦茶面白く笑っていたら、最後になんと重大発表が!
来年1月下席(21日〜30日)、末廣亭、太福さんの主任興行が決定!
定席の主任を浪曲が務める!素晴らしい!
来年も演芸から目が離せない!
いや、本当に面白かった!
今年はちょっといろいろ忙しくあまり寄席に行くことができなかったなぁと。今年伺った寄席の記録です。
1月25日 新宿・末廣亭 瀧川鯉八主任
1月29日 神楽坂・U-ma 六連会 瀧川鯉丸/神田紅純
5月 1日 上野広小路亭 神田伯山主任
7月17日 川崎市・中原市民館 桂二葉独演会
7月31日 浅草東洋館 桂伸治一門会
8月 5日 神楽坂・U-ma 六連会 瀧川鯉丸/桂竹紋
9月12日 赤坂会館 桂吉弥・赤坂吉弥亭
10月11日 横浜・崎陽軒 にゃんとも頼れる落語会 桂南天/桂弥太郎
12月14日 新宿・末廣亭 神田伯山主任
12月20日 新宿・末廣亭 神田伯山主任
▼ブログサイト作成しました。
いろいろ見やすく、サイト更新しました。
「行政書士・特定行政書士 那住史郎のブログというかそんなようなもの/法務通信」
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