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執筆者の写真那住行政書士事務所

【雑記帳】”言論”の今と”コロナ禍”の今と(令和4年5月20日)

▼言葉が溢れる中で、その言葉に重みはあるか



 あらためて書くまでも無く、Facebok、Twitter、ブログなどなど、「発信」への垣根がとても低くなり、世の中には多くの「言葉」が溢れる状況にあります。その発信も、一昔前までは文字が中心でしたが、映像、音声での発信も行われるようになってきました。Twitterを開けば、文字による一方的な発信だけではなく、音声による双方向の発信も行われています。

 発信が行えることは悪いことではありません。声を上げることは民主主義の基本です。主義主張を、言いたいことを、発信するのはいいのですが、一方でその「言葉」には重みがあるのか、内容があるのかと考えると、ただふわっとした言葉が、世の中に飛び交っているだけのような気がしてなりません。


 素人、プロとわけるのはあまり好きではないのですが、ネット上の、あるいはもう少しマスのメディアで、自分の趣味の延長で発信している人と、発信が仕事である人とがいます。前者のそれが軽くなるのはしょうがないこと。いいのです趣味の延長なのですから。この投稿自体、軽い言葉の代表みたいなものでしょう。ライブハウスでお金を払って演奏しているおじさんバンドに、下手くそと声をかける人はいないでしょうから。


 問題はプロの方々、発信を仕事としている方々。テレビの報道番組や、ラジオの討論番組を聞いていて、鋭く世相を切る発言をするような方々が本当にいないなぁと。当たり障りのない、だれでもしゃべれるようなことをしゃべるだけではだめでしょう。ましてやテレビにコメンテーターとして出演して、あきらかに原稿を朗読しているようなコメンテーターは、そんな場所にいるべきではない。

 そしてたまに舌鋒するどく発言して見えるような人も、その発言が言論や時世の評論になっているわけではなく、自らバックボーンにある組織でしょうか、団体でしょうか、その後ろ側に見え隠れするものの広報活動を行っているだけのように見えてなりません。


 世の中、問題は山積しています。コロナ、ウクライナ、物価高、氷河期世代の雇用・収入、人口減少、国防、労働人口不足、医療体制の不足。


 おいらは大学で日本文学を学んでいたのですが、ゼミの先生から「いい評論家と出会って初めて小説家が活きてくる」という話を聞いたことがあります。つまり小説家が小説を上梓するだけではなく、その小説が的確にするどく評論をされて、はじめて小説が活きてくると。

 世の中もそうです。政治家が行政が、世の中を動かすだけでなく、その政治に、行政に、プロパガンダや特定の団体の偏った主義主張ではなく、世の中を大局的な視点から俯瞰した、鋭い評論や言論があってはじめて、政治や行政が洗練され、まともな方向に動いていくことになるのではないでしょうか。


 ネット上での軽い言論や、マスコミの切り取り報道、特定の偏った団体の主義主張、一部政治家のプロパガンダで世の中が動いていてはだめなのです。


 中学生、高校生、大学生と、おいらが歩んで来た中では、良い「言論」に出会ってきたなと思います。『表現者』に掲載された西部邁さんの評論や、「ポール・ボネ」を名乗った藤島泰輔さんのエッセイなど、視野を広げたり、物事を考えるのに大変勉強になりました。もう少し年齢を重ねてからは、勝谷誠彦さんの毎日届けられるメルマガを読んでいました。いずれも相当な知識の中から、洗練された論評が発せられていました。

 残念ながら最近はそのような洗練された評論に出会いません。世の中が不安定な今こそ、世の中が様々な言論により、この先が議論されるべき時だと思うのですが。



▼コロナ禍の厳戒体制はいつまで続くのか



 コロナ禍の状況下において一番最初に「槍玉」にあがったのが、音楽の世界、ライブエンターテイメントの業界でした。

 たしか2年前の2月か3月ごろ、とあるライブハウスで「クラスター」が発生したのをきっかけに、次々ライブが中止を余儀なくされました。そして開催された格闘技イベントもまるで非合法な集会が開催されるかのように、世間からの糾弾を受けました。

 コロナ禍のごく初期、何もわからなかった時に一定の規制がされるのは仕方の無いことです。しかし問題はその規制の解除です。時が経って今現在、世の中に跋扈するあらゆる規制を、もしくは規制すら行われていない中で世の中を覆う自粛を、「辞めた」という勇気を誰も示さない、今はそんな状況ではないでしょうか。

 先週末ドイツはベルリンで行われている電気自動車レースをテレビで見ていました。ワシントンから中継されるプロレスの試合を動画配信でみていました。そこに映し出される光景には誰一人、マスクをしている人はおりませんでした。そして会場は歓声に包まれていました。一方、日本。横浜で行われたライブで、歓声を挙げた人に非難の声が飛んでいる状況です。

 おいらはコロナが陰謀だとか、ワクチンを打つなだとか、そういう考えをもつものではありません。2年前の3月から半年ぐらいは、まったく電車移動をやめました。(おかげでガソリン代、めちゃくちゃかかった&体重が増えた)。ワクチンも3回打ちました。(でも注射は嫌い。人間ドックの採血でもクラっとなる)

 ようは「程度」の問題です。この2年間に得た知見と、2年間で進んだ様々なコロナ対策で、この日本でもドイツやアメリカと同じような体制を整えることは出来るはずです。


 と、ここまでを前置きにして、ももクロのライブに行った話を書こうと思ったのですが、前書きが長くなりすぎたので、この続きは来週書きたいと思います。

 


▼今週はこんなことやってました(22/5/14~20)


 よく行政書士は何をやっているのですかと聞かれます。私自身は、例えば「著作権」とか、行政書士でも少し特殊な業務を行っているのですが、御覧頂いている皆様に、若干でもイメージしていただくために、少し何をやっているかご紹介していこうかなと。と、いっても「守秘義務」というのがありますので、詳しくは書けないので、なんかぼやかした感じになってしまいますが。


 今週はこんなことをやっていました。

<お仕事>

・助成金申請書作成

・事業復活支援金事前確認


・著作権関係契約書作成

・著作権関係、許諾取得代行業務

・著作権者不明裁定制度申請


<会務>

・各種会合出席

・総会、大会準備


<趣味>

・フォーミュラーe第7戦、8戦ベルリン 視聴

・新日本 CAPITAL COLLISION 視聴

・新日本 BEST OF THE SUPER Jr29 視聴


雑談、お付き合いいただきありがとうございました。


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