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執筆者の写真那住行政書士事務所

【雑記帳】栄光のル・マンとルール形成の競争と(23.06.11-23)


5月の下旬から6月にかけては、モータースポーツのビッグレースが重なっている。

何しろ「世界3大レース」と言われる「モナコGP」「インディ500」「ル・マン24時間レース」がいずれもこの時期に開催されるのだ。同じモータースポーツでありながらこの3つはそれぞれ性格が異なる。

「モナコGP」はレースとしての醍醐味は何よりも「ドライバーの腕」が試されるレースであるということ。モナコ公国モンテカルロの市街地を閉鎖したコースをF1マシンで駆け抜ける。ドライバーはフェンスギリギリまでコースを使い0.001秒を刻みながらレースを戦う。そしてそれ以上にこのレースを魅力的なものにしているのは「伝統と格式」だ。モナコGPはモナコ侯爵家の方々が観戦され、優勝者には侯爵から直々にトロフィーが渡される。F1の中の1レースではなく、モナコGPがあるからF1はF1たる格式を持って、シリーズが運営されているのだ。


「インディー500」は「とにかく速くクルマを走らせる」闘い。オーバルコースという楕円形のバンクがついたサーキットで、ひたすら速さを競い、一番速く500マイルを走ったものが優勝というレースだ。そしてこのレースのもう一つの魅力が40万人ともいわれる、大観衆が、1レースのために押し寄せるところだ。大観衆の前でレースを制したものは、そこから1年間、勝者として栄光を称えられる。信じられないことであるが、日本からは佐藤琢磨が過去2度このレースを制しているのだ。


「ル・マン24時間レース」は「24時間クルマを壊さず誰が一番速く走れるか」を競う闘い。「24時間クルマを壊さず」というのがいかに難しいかは、このレースで幾度となく生み出されたドラマからわかる。特に日本にとっては2016年のレース。トヨタは初優勝を目指し回想していたが、レース残り6分で突然スローダウン。優勝を逃したどころかリタイアとなった。無線で突如入ってきた中嶋一貴の「NO POWER!」の悲痛な叫びを忘れることができない。


今年もいずれのレースもなかなかしびれるレースだった。が、しかし少し疑問に思う点も。「ル・マン24時間レース」。今年もトヨタの活躍が期待されていた。しかしレースの直前になって、「性能調整」という名のウエイトハンデか課され、トヨタは2位に終わった。レースが最後まで接戦だったことを見れば、興行主の視点からは「性能調整」は成功だったのだろう。しかし果たしてそれが「公正な裁定」であったかどうか。

F1でもモナコGPではないが、角田祐樹選手に不可解なペナルティが続いている。まあいずれも「贔屓目」があるからこそ、余計、その裁定が気になってしまうのかもしれないが、日本人はこうした「裁定」を争うの非常に弱い。

「ルール」があるのはわかる。日本人はその「ルール」に一生懸命従おうとする。ルールの中で何ができるか。ルールの範囲でいろいろ考える。

しかしその「ルール」は「作っている人」がいるわけで、であるならば「ルールを守る人」より「ルールを作る人」の方が、より自由に戦えることは明白だ。

モータースポーツから離れてクルマの話。6月13日の日本経済新聞にトヨタが2027年にも「全固体電池EV」を投入するというニュースが掲載されていた。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71831890T10C23A6MM8000/

日経の記事は、この技術開発の話に終始している。この分野で経済を席巻しようというのであれば、「全固体電池EV」投入車が、自動車市場の主流になれるよう、ルール形成を政府が同時に支援していかなくてはならないはずだ。

日本の各メーカーが一生懸命、セロエミッション、環境適合に尽力するなか、EUはガソリン車を販売禁止とする2035年の期限を、事実上撤廃した。

世界で有利に闘うためには、まずは「世界のルール作り」で闘わなくてはならない。


ある意味、今年のル・マン24時間レースは、そんな日本の自動車産業の状況を、象徴するようなレースだったのではないかなと思う。




ーー備忘録

6月11日 日曜日

終日  自宅で雑務……しながらル・マン24時間レース視聴


6月12日 月曜日

午前   事務所で諸作業。相続関係、著作権手続き

午後   支部会務。賀詞交歓会打ち合わせ→経理部会→相談・研修部会→厚生部会→総務部会。


6月13日 火曜日

朝    自宅で諸作業。契約書関係

午前   行政書士会で会議

午後   諸々打ち合わせ等

夕方   自宅せ諸作業。著作権手続き


6月14日 水曜日

午前   東京方面へ。もろもろ

午後   諸々打ち合わせ等


6月15日 木曜日

午前   事務所にて会務雑務

午後   懇親


6月16日 金曜日

午前   事務所にて諸作業。もろもろ事務処理。

夕方   青葉区内巡回からの帰宅

夜    録画した「あまちゃん」、netflixで「推しの子」視聴


6月17日 土曜日

終日   自宅にて作業。業務整理


6月18日 日曜日

午前   事務所で作業。著作権関係。支部会務の雑務。

午後   買い物 他

夜    請求書の整理


6月19日 月曜日

早朝   F1カナダGP視聴

午前   行政書士会で会議1件

午後   事務所で諸作業。請求書作成→文化庁セミナー視聴→著作権関係

夜    自宅で鬼滅の刃刀鍛冶の里編、視聴。圧巻。


6月20日 火曜日

午前   7:15事務所着。久しぶりに早朝から事務所。

     申請書作成、電話でご相談対応、その他もろもろ

午後   行政書士会で会議1件

夜    19:00ごろ自宅に帰宅。ちょっと体調悪いので早めに就寝。


6月21日 水曜日

午前   8:40事務所着。書類作成。営業資料精査。

午後   お客様訪問2件。クルマで移動

夜    19:00ごろ帰宅。早めに就寝。


6月22日 木曜日

午前   7:00自宅出発。東京方面へ。もろもろ

     途中、書類作成、支部会務の雑務 他もろもろ

午後   某所でノマド。

夜    19:00ごろ帰宅。NJPW WORLDでForbidden Door 直前!AEW Dynamiteを視聴。21時半ごろ就寝。


6月23日 金曜日

午前   5:30起床。最近目覚めが早い。6:40自宅出発。東京方面へ。

     市ヶ尾駅で朝立ちする三谷議員に挨拶。

     数件訪問等。

午後   ノマド作業。数件訪問

夜    19:00ごろ帰宅。録画していた笑点視聴。早めに就寝。


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